今回はみなさんもよく知っているアーモンドについてご紹介いたします。
アーモンドとは？
ナッツ類の代表格であるアーモンドは、バラ科サクラ属の果物のことで、私たちが普段『アーモンド』と認識しているものは、実はその果実の種なのです。
サクラ属というだけあって、咲く花は私たちのよく知るあのサクラそのもの。
アーモンドの花がサクラだということを知らない人も多いのではないでしょうか？
アーモンドの種類
アーモンドは主に「スイートアーモンド」と「ビターアーモンド」の2種類に分けられますが、一般的に食べられているのはスイートアーモンドです。
ビターアーモンドは食用には適さず、主に香料や油の抽出に使用されます。たまにお菓子作りのレシピなどで見かける『ビターアーモンドエッセンス』がまさにビターアーモンドから抽出されたオイルのことで、アミグダリンという成分が含まれており、適量であれば問題はありませんが、過剰に摂取すると毒性を持つことがあるので要注意です！
もちろん、私たちが取り扱っているアーモンド商品はすべて『スイートアーモンド』ですので、安心してお召し上がりくださいね。
アーモンドの生産地
原産地は西中東や中央アジア。
現在では南ヨーロッパ、アメリカ合衆国、オーストラリアなどで栽培されており、アメリカ合衆国カリフォルニア州が最大の産地となっています。
2022年のデータに基づくと、アーモンドの生産量において、アメリカは185.8万トンで圧倒的にトップで、オーストラリアは36万トンで2位となっています。
この場合、アメリカとオーストラリアの生産量の差は149万トンです。
アメリカ・カリフォルニア州の広大な農地と気候条件がアーモンドの生産に非常に適しており、このような圧倒的な差が生まれていると考えられます。
オーストラリアも品質の高いアーモンドを生産していますが、規模としてはアメリカには及びません。
（円グラフデータ：国連食糧農業機関）
アーモンドの収穫方法
アーモンドの実の収穫は8月～9月に行われ、外側の果肉が裂け乾燥した殻が見えてきた時に、収穫機などで木をゆすって収穫します。
収穫の適期は、実の内果皮が完全に乾燥し、触るとポロポロと外れる状態のときです。
その後、3～4日ほど日光によく当てて乾燥させ、外側の果実と殻を丁寧に取り除いて私たちのよく知るアーモンド（種）の状態にし、サイズや品質に応じて選別し、一定の基準を満たすものだけを出荷していきます。
アーモンドから取れる栄養
アーモンドに含まれる脂肪酸の一種であるモノ不飽和脂肪酸は心臓病のリスクを低下させる効果があり、血中の悪玉コレステロール（LDL）を減らし、善玉コレステロール（HDL）を増やす働きがあります。
またビタミンEの抗酸化作用により、細胞の酸化を防ぎ、老化や病気の予防に役立ち、免疫機能の強化や肌の健康にも良いと言われています。
その他にもマグネシウム、食物繊維が豊富で栄養価の高いナッツと言えます。
また、アーモンドオイルも美容に良いとされており、近年では食用だけではなくスキンケアラインも市場で見かけるようになりましたよね。
内から外からアーモンドを取り入れることで、さらに健康で美しい自分を手に入れましょう！
アーモンドの使い道
アーモンドには様々な使い道があります。
【生アーモンド】
そのまま食べたり、料理に使ったりします。
【ローストアーモンド】
香ばしい風味があり、スナックとして人気です。
【アーモンドミルク】
牛乳の代わりに使われることが多い、植物性ミルクです。
【アーモンドバター】
スプレッドや料理の材料として利用されます。
【アーモンド粉】 グルテンフリーの料理やお菓子作りに使います。
最近ヴィ―ガンやグルテンフリーなどよく耳にするようになりましたが、牛乳や小麦粉の代用でアーモンドミルクやアーモンド粉を使用する人が増えているようです。
いかがでしたでしょうか？
普段何気なく食べているアーモンドについて、少しでも知っていただけたら嬉しいです！
今後、実際にアーモンドを使ったレシピや町中で見つけたアーモンドなど、上げていく予定なのでお楽しみに！
